AI時代、ITスクール運営者が考えるこれからの子どもの学び

Contents
- 1 AI時代、子どもにプログラミングは必要ない?
- 2 AIがコードを書いてくれる時代に、なぜプログラミングを学ぶのか?
- 3 大切なのは「正解を書くこと」より「自分で考えること」
- 4 「プログラミングだけ」を学ぶスクールではありません
- 5 プログラミングからWeb制作・デザイン・動画・AIまで
- 6 現役のWeb制作会社が運営しているから伝えられること
- 7 AIは「答えを教えてくれるもの」ではありません
- 8 将来ITの仕事に就かなくても、学ぶ価値は十分あります
- 9 「使う側」から「創る側」へ
- 10 AI時代だからこそ、子どもたちに「創る経験」をさせてください
- 11 まずは体験授業で「何を学ぶか」より「どう学ぶか」を見てください
AI時代、子どもにプログラミングは必要ない?
「生成AIがプログラムを書いてくれるなら、これからの子どもたちはプログラミングを勉強する必要がないのでは?」
このように感じている保護者の方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ChatGPTをはじめとした生成AIは急速に進化し、簡単なプログラムであれば、やりたいことを伝えるだけでコードを作ってくれるようになりました。
私も現職のWEBクリエイターとして、自分でコードを書くことは極端に減りました。
では、これからの小学生・中学生にプログラミングを学ばせる意味はなくなるのでしょうか。
私はむしろ、AI時代だからこそ、子どもたちがプログラミングやITを学ぶ意味は大きくなっていると考えています。
ただし、大切なのは「コードをたくさん覚えること」だけではありません。
これから必要になるのは、ITやAIを使いながら、自分で考え、創り、試していく力です。
この「自分で考え、創り、試していく力」は私がスクール開講の時から子どもたちに教えるにあたってとても大事にしてきたことです。
AIがコードを書いてくれる時代に、なぜプログラミングを学ぶのか?
たとえば子どもが、「こんなゲームを作りたい」と思ったとします。
生成AIにお願いすれば、ある程度のプログラムを作ってもらうことはできます。
しかし、その前には、
- どんなゲームにするのか
- 誰に遊んでもらいたいのか
- どんなルールにするのか
- どんな画面にするのか
- うまく動かないときに何を直すのか
- もっと面白くするにはどうすればいいのか
といった、たくさんの「考えること」があります。
AIが得意なのは、指示されたことに対して答えやアイデアを出すことです。
一方で、「そもそも何を作りたいのか」を考えるのは人間です。
そして、AIが作ったものが本当に正しいのか、もっと良くできないかを判断するためにも、プログラミングやITの基礎知識は必要です。
だから私は、AIによってプログラミング教育が必要なくなるのではなく、「プログラミングを学ぶ目的」が変わっていくと考えています。
大切なのは「正解を書くこと」より「自分で考えること」
プログラミングには、学校のテストのように「正解が一つ」とは限らない面白さがあります。
同じゲームを作るとしても、作り方は一つではありません。
思ったように動かなければ、「どこがおかしいんだろう?」と考えます。
コードを確認して、修正して、もう一度動かしてみる。
それでもダメなら別の方法を試してみる。
こうした経験の繰り返しによって身につくのが、考える力・創る力・試す力です。
プログラミングを学ぶ本当の価値は、コードを書けるようになることだけではありません。
「自分で考えて、やってみて、失敗したら修正する」
この経験そのものが、これからの時代を生きる子どもたちにとって大切だと私は考えています。
「プログラミングだけ」を学ぶスクールではありません
子ども向けプログラミングスクールというと、
「Scratchでゲームを作る」
「教材の通りにプログラムを書く」
といったイメージを持たれる方も多いと思います。
もちろん、基礎を身につける段階では、教材を見ながら同じものを作ることも大切です。
RC.Lab伊丹・コードキャンプキッズ伊丹教室でも、最初からすべてを自由に作らせるわけではありません。
まずは基本を学びます。
しかし、教材(課題)を完成させることだけをゴールにはしていません。
学んだ技術を使って、
「自分だったら何を作る?」
「ここを変えたらどうなる?」
「誰かに伝えるなら、どう見せる?」
と考えるところまでを大切にしています。
プログラミングからWeb制作・デザイン・動画・AIまで
当スクールの大きな特徴の一つが、プログラミングだけに学びを限定していないことです。
子どもの興味や成長に合わせて、
-
Scratchでのゲーム制作 -
Pythonでのプログラミング -
Unity・C#を使ったゲーム開発
だけでなく、
-
HTML・CSSを使ったホームページ制作 -
Illustrator・Photoshopを使ったデザイン制作 -
Premiere Proを使った動画編集 -
生成AIを活用したクリエイティブ制作
など、さまざまなIT・デジタル分野に触れることができます。
なぜ、ここまで幅広く学ぶのでしょうか。
それは、将来すべての技術を仕事にしてほしいからではありません。
子どもたちに、
「パソコンを使えば、自分のアイデアをいろいろな形にできる」
という経験をしてほしいからです。
ゲームを作る。
ホームページを作る。
チラシをデザインする。
動画で自分の考えを伝える。
AIと一緒に新しいアイデアを考える。
こうしたさまざまな「ものづくり」を経験することで、自分が得意なことや好きなことに気づくきっかけにもなります。
現役のWeb制作会社が運営しているから伝えられること
RC.Lab伊丹のもう一つの特徴は、実際にWeb制作やデザインなどを仕事としている会社が運営しているITスクールであることです。
私自身も現在、会社代表としてWeb制作の多くの仕事に携わっています。
実際の仕事では、
「HTMLが書ける」
「Photoshopが使える」
「AIが使える」
というだけでは十分ではありません。
お客様が何を求めているのかを考える。
情報を整理する。
相手に伝わるデザインを考える。
問題が起きたら原因を探す。
必要に応じて新しい技術を調べる。
そして、自分のアイデアを実際の形にする。
こうした力が必要になります。
だからこそ、子どもたちにも単にソフトの操作方法やプログラムの書き方を教えるだけではなく、実社会にもつながる「ものづくりの考え方」を伝えたいと思っています。
AIは「答えを教えてくれるもの」ではありません
これからの子どもたちにとって、生成AIをまったく使わない教育も現実的ではないと考えています。
一方で、何でも最初からAIに答えを聞いてしまうと、自分で考える機会が減ってしまう可能性もあります。
そこで大切になるのが、AIを使うタイミングと使い方です。
まず自分で考えてみる。
基礎を学ぶ。
分からないところを調べる。
そのうえで、
「もっと良い方法はない?」
「こんな機能を追加するには?」
「このアイデアを形にするには?」
とAIを活用する。
AIに作品を作ってもらうのではなく、AIと一緒に作品を作る。
この違いは、これからとても重要になってくると思います。
将来ITの仕事に就かなくても、学ぶ価値は十分あります
「うちの子はプログラマー(IT関連)を目指しているわけではないので……」
という保護者の方もいらっしゃると思います。
もちろん、スクールに通うすべての子どもがエンジニアやWebデザイナーになる必要はありません。
大切なのは、プログラミングそのものを職業にすることではなく、
自分で考える
情報を整理する
相手に分かりやすく伝える
失敗しても別の方法を試す
デジタルツールを使ってアイデアを形にする
という経験です。
これらは、将来どのような進路を選んだとしても役立つ力になると考えています。
「使う側」から「創る側」へ
今の子どもたちは、生まれたときからスマートフォンやYouTube、ゲーム、SNSなどのデジタルサービスに囲まれています。
だからこそ、私が大切にしているのが、
「デジタルを使うだけの人」から「デジタルで何かを創れる人」へ。
という考え方です。
ゲームが好きなら、ゲームを作ってみる。
YouTubeを見るのが好きなら、動画を編集してみる。
Webサイトを見るなら、自分でもホームページを作ってみる。
イラストやデザインが好きなら、IllustratorやPhotoshopを使って作品にしてみる。
そしてAIも、自分のアイデアを広げるための道具として使ってみる。
「見る・遊ぶ・使う」だけだったデジタルの世界が、「自分でも創れる」に変わったとき、子どもの可能性は大きく広がります。
AI時代だからこそ、子どもたちに「創る経験」をさせてください
これからAIはさらに進化していくでしょう。
今できる仕事の一部をAIが担うようになることも十分考えられます。
だからこそ、
「このソフトを使えるようになれば安心」
「このプログラミング言語を覚えれば将来困らない」
という教育だけでは足りないと考えています。
新しい技術が登場したときに、
「じゃあ、これを使って何ができるだろう?」
と考えられる子。
分からないことがあっても、
「まずやってみよう」
と思える子。
失敗しても、
「別の方法を試してみよう」
と考えられる子。
RC.Lab伊丹では、プログラミングやWeb制作、デザイン、動画編集、AIなどの学びを通して、そんな子どもたちを育てていきたいと考えています。
まずは体験授業で「何を学ぶか」より「どう学ぶか」を見てください
プログラミングスクールを選ぶとき、教材や学べる言語、料金などを比較することももちろん大切です。
しかし、ぜひもう一つ見ていただきたいのが、
「その教室が、子どもにどんな力を身につけてほしいと考えているのか」
という部分です。
RC.Lab伊丹・コードキャンプキッズ伊丹教室では、一人ひとりの興味や成長に合わせながら、プログラミングやITを「覚える場所」ではなく、自分で考え、創り、試す場所でありたいと考えています。
「ゲームが好き」
「パソコンが好き」
「絵を描くのが好き」
「動画を作ってみたい」
「ホームページを作ってみたい」
「将来のためにITに触れさせたい」
最初のきっかけは何でも構いません。
体験授業では、お子さまの興味や経験を確認しながら、どんな学び方が合っているのかをご案内しています。
AI時代に必要なのは、AIより早く答えを出す力ではなく、AIも使いながら「自分は何を創りたいのか」を考えられる力。
その最初の一歩を、ぜひ体験授業で感じてみてください。
※RC.Lab伊丹とコードキャンプキッズ伊丹教室は同じ運営会社です。

著者
子どもIT教育専門家
中農 祥平
|WEB制作会社経営16年目
|小・中学生向けIT・プログラミング教室運営5年目
|デジタル庁 デジタル推進委員
|WEB制作会社経営16年目
|小・中学生向けIT・プログラミング教室5年運営
|デジタル庁 デジタル推進委員
